「ちいさな伝記」は写真整理と修整・データ化だけでなく、
テーマ設定と構成、取材と執筆、追加の写真撮影、デザイン・レイアウト、印刷・・・
といった一般書籍と同じ多くのプロセスを経て完成します。
その大まかな流れをここに紹介します。

写真整理とデータ化

1.アルバムや写真を仕分けます

スタッフがご自宅に伺い、家族アルバムや写真を、年代やテーマ、種類別に仕分けます。事前に仕分けをしておいていただけると助かりますが、本棚や段ボール箱に入ったアルバムや写真をそのままご用意していただくだけでも構いません。机の引き出しや押し入れの奥など、思わぬ場所から追加の写真などが出てきますので、お部屋の片づけを兼ねてご依頼いただければ幸いです。

2.写真を選びます

アルバムや写真を見直して、思い出話を伺いながら、必要な写真を選んでいきます。どれもこれも大切な思い出がある写真ですが、一冊の写真集で誰かに何かを伝えるためには、不要な要素をばっさり落とす勇気が必要です。お客さまの思い入れがもっとも重要ですが、スタッフはちいさな伝記の制作目的と写真集の構成を想定し、さらに審美的な視点からもアドバイスを行います。

3.額入りの写真や思い出の品物も

額入りの写真などは、その額にこそ思い出が宿っていることがあります。このような場合は額そのものを撮影いたします。また、さまざまな思い出の品々も、これを機会に美しく撮影させていただき、写真集に掲載して残すことができます。背景の選び方や照明の当て方などで、それぞれの品のイメージが大きく変わることをお楽しみいただけます。

4.手紙や文書、イラストや絵画も

手書き文字のメモや手紙、貴重な文書、いたずら描きのイラスト、本格的な絵画・・・。これらは写真と同じ平面ですが、紙や筆記用具などの「質感」が失われないよう、適切な方法で撮影を行いデータ化いたします。数ミリといった小さなものから、数メートルの大きなものまで対応できます。

取材と追加の撮影

5.ご自宅での取材

インタビューや執筆の経験が豊富なスタッフが、ちいさな伝記の制作テーマに従い、取材を行います。取材といっても堅苦しいものではなく、写真を見ながら思い出話をしていただくだけです。理路整然に話をしていだく必要もありません。多くの思い出は、時間や空間を超えて、妙な加減で結びついているものです。そして、その結びつき自体に深い意味があります。

6.360度VRパノラマ撮影

長く過ごした部屋、台所、居間・・・普通の写真は、四角く限られた範囲しか撮影できませんが、360度VRパノラマは、天地も前後左右も全てを丸ごと一枚の写真に収めのことができます。普段意識いていない部分も記録され、一枚の写真として印刷するだけでなく、パソコンやVRゴーグルを使ったバーチャルな再生が可能です。

7.思い出の地を訪ねる

思い出の地を訪ね歩くことで、より鮮やかに当時のことが思い起こされることは多いものです。スタッフが同行し、お話を伺いながら写真撮影も行います。体調などでご本人が行けない場合は、代行することも可能です。

8.スタジオ撮影

ご本人や家族、友人たちと、スタジオ撮影ができます。日常的なスナップ写真とは違い、少し改まった正式なポートレーとして使える写真が仕上がります。着物や仕事の正装だけでなく、普段着やお洒落着、あるいはダンスやスポーツなどのユニフォームなど、どのような衣装での撮影も可能です。必要に応じて、着付け、ヘアメイクなどもご依頼いただけます。

写真の修整

8.写真の修整

データ化した写真は、写真修整の専門家がパソコンを使い、画像修整ソフトで適切な修整を施します。傷や破れ、汚れ、褪色などを修整する他、通常の何気ないスナップ写真も、写真のトリミングや明るさや色などを調整するだけで、見違えるように美しくなります。古い写真については、古さの感じを残すために、極端な修整を施さないこともあります。

編集・デザイン・制作

9.全体の構成を考える

伝えたい人に伝えたい思いがすんなり伝わるよう、予定している判型(サイズ)やページ数に写真をストーリー立てて配置しています。この時点では、まだお客さまに見せられる形にはなっていません。スタッフの頭の中で、仕上がりの方向付けを行う作業になります。

10.手にとれるサンプル作り

写真のコピーを使って、ページに割り振っていきます。印刷に使うのはパソコンで作るデータですが、実際に手を使って作業をすることで、よりリアルに完成形を想像できます。頭の中で考えるだけでなく、想定していたののとはいい意味で違うものが見えてくることも少なくありません。

11.試作品で意見交換

全体の構成が決まったら、デザイナーの手でラフなレイアウトを行い、仕上がりのイメージを把握します。この時点で、出来上がっているタイトルや文章も組みこんでいき、お客さまにお見せし、ご意見を伺い、さらなる調整を行っていきます。さまざまな変更を経ますので、いくつものバージョンができることになります。

12.完成したサンプルで最終確認

修整した写真と、タイトル、文章などの全ての素材を、正しく構成・レイアウトした、ほぼ実物大のサンプルを制作します。これを見て、最終的な誤字脱字の確認なども行っていただけます。パソコンをお持ちの方であれば、PDFを使って修整指定をしていただきeメールなどでお送りいただくことも可能です。最終的な確認をしていただいた以降の変更はできません。

印刷・製本

13.完成

最終的な確認を行っていただいた後は、印刷に適したデータに変換し、印刷と製本を行って完成です。1冊からの制作に対応していますが、ある程度まとまった部数の方がリーズナブルです。同じ判型での追加印刷の他、判型を変更した追加印刷も可能です。