中国(北京周辺)-葬送事情(終)

承前。 最終回は葬儀とは関係なく、北京周辺の写真です。 お楽しみあれ。 前向きの小さな一歩は、文明の大きな一歩! ハーゲンダッツじゃないよ。 北京ダック。あんまり好きではありませんでした。 レストランも広いです。 レンタサイクルだろうと思います。 クロネコじゃないよ。 街中の露天商。こういうの...
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中国(北京周辺)-葬送事情(13)

承前。 霊園見学は前回で終わり、最後に「北京社会管理職業学院」に行きました。 ここは、葬儀関連のあれこれについて学ぶ学校だそうです。 学部は七つあるそうで、その一つ殯儀系の葬祭部門を見せていただきました。この部門は、葬儀実務、遺体保全、火葬技術、霊園、墓の設計などの実践的な教育を受けられるそうです。 一緒に行った日本の葬祭関係者によると、日本の技術の方がはるかに進んでいるそうです。 ...
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中国(北京周辺)-葬送事情(12)

承前。 「天寿陵園」の墓石などを見ていきます。 この霊園は「経営制」つまり民営です。このためもあってか、その広大さはいうに及ばず、Webサイトがあったり、一つ一つの墓石のデザインの自由度が高いというか洗練されているように感じます。 そうはいっても、夫婦墓が基本であること。階層または趣味によって、区画別に墓の種類が整然と区分けされていること、墓石や彫像タイプの他、いわゆる自然葬タイプが...
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中国(北京周辺)-葬送事情(11)

承前。 「八達嶺陵園」を出、万里の長城を横目に見ながら、「天寿陵園」に向かいます。小一時間くらいでしたか。 到着したところは、ぱっと見た目に、故宮。 手前に川、奥に山を望み、東西南北を合わせるなど、いわゆる風水の考え方に沿って造られたのだそうです。 とはいえ「川」は人工だそうですから、強引なことこのうえなののですが、中国的にはそんなものなのでしょう。 「天寿陵園」の場所はこち...
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中国(北京周辺)-葬送事情(10)

承前。 日本でも、従来通りのお墓の形式に捕らわれない葬儀や納骨の方法が模索されています。 これは中国も同じようで、ここでは「花葬」「芝生葬」「壁葬」「海洋的礼装」と呼ばれるいわゆる墓石を使わないタイプの墓地も何種類か販売されています。価格と土地面積が抑えられるメリットがあるとのこと。 樹木の下にお骨を埋める「樹木葬」も1993年頃スタートしたそうですが、害虫による自然破壊、生態系の保...
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中国(北京周辺)-葬送事情(9)

承前。 今回は「八達嶺陵園」のVIPなお墓特集です。 いや、これ銅像だろ? という感慨もひとしおなんですが、中国のお金持ちはこういうところに払うお金にも糸目をつけないんですねぇ。こういう文化があれば、彫刻家などの芸術家も生計が立ちやすいでしょう。 いいなぁ。 二人のお子さまのお父さんなんでしょうね。左側には、父上の幼少期からの写真があります。 お母上は...
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中国(北京周辺)-葬送事情(8)

承前。 「八達嶺陵園」の墓地内に入っていきます。 今回は、主に墓石に使われている「写真」を見ていきます。 中国では、夫婦墓もしくは個人墓で、現世の名前と生年・没年、そして墓を立てた人の続柄と期日が記されます。ちなみに中国には「戒名」はありません。書き方にはバリエーションがあり、「親孝行な子供たちが建てたよ」などという自画自賛的な書き方があって、謙虚な日本人的にはちょっと笑ってしまうの...
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中国(北京周辺)-葬送事情(6)

承前。 「涿州市殯管所」見学を終えたのは夜も更けた時刻で、これから北京のホテルまで戻るわけですが、その途中で、会食ができるレストランに立ち寄りました。田舎のレストランとしては一般的なタイプらしいです。 料理については詳しくないので、一つ一つ説明できませんが、まあ、大量に出てくる出てくる・・。というのが中国式だそうで、中国人の案内人ですら「もったいないのでこういう習慣はやめたほうがいい...
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中国(北京周辺)-葬送事情(5)

承前。 「涿州市殯管所」です。 火葬施設だけでなく、式場や納骨堂、墓地もあります。 現代の中国(北京周辺のデータかもしれまんせん)では、火葬率60%だそうです。まだまだ土葬が残っています。 単純にいえば、土葬ではお墓が大きくなるため、特に都市部での土地不足を回避するために火葬が推奨されだした、とのこと。もちろん、衛生面とかいろいろ口実はあるのでしょうが。 ただ、ここに見るよう...
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中国(北京周辺)-葬送事情(4)

承前。 「涿州万佛霊園」から出発し、同じ涿州氏の殯管所に行きました。今回は、その道中の様子を簡単に。 どの程度の田舎なのか? ということがなんとなく理解できるのではないかと思います。 北京からたかだか1時間自動車を走らせるだけで、こういう田舎になるのです。 ちなみに「殯」(ヒン と読みます)の意味は下記。(wiki) 『 殯(もがり)とは、日本の古代に行われていた葬儀儀礼で...
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中国(北京周辺)-葬送事情(3)

承前。 中国のお墓が日本のそれと大きく違うのは、「先祖代々の墓」、つまり『家族墓』ではないことです。 基本的に、一つのお墓には夫婦二人の遺骨が入ります。お墓の中にお骨を入れる部分を「カロート(納骨棺)」というのですが、当然ながら二つしかありません。そして、通常は夫婦いずれかが先に亡くなるわけですから、亡くなられた方だけの名前を墓石に彫ります。生きてらっしゃる方は、空白になっています。 ...
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中国(北京周辺)-葬送事情(2)

承前。 北京中心部から自動車で約1時間。感覚的にいうなら、50年前の日本の田舎といった風情なのですが、その一角を墓地として整備しつつあるのが、「涿州万佛霊園」です。総面積は10万平米で、東京ドーム2.3個分に相当します。 中国の霊園は大きく二種類、「公益性」と「経営性」に分かれます。これは字面通りで、公益性は公営で廉価、経営性は民営でややお金儲け主義的な霊園ですが、裏事情はいろいろある...
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中国(北京周辺)-葬送事情(1)

私(久門)は、日本葬送文化学会に入っております。この学会は、主に葬儀関連業の方々や葬送文化を研究してらっしゃる学者の方々が中心となり、日本および世界の葬送文化を研究しています。昨2016年の9月に中国は北京周辺の葬送事情を調査(というより私の場合は見学どまりですが)してまいりました。 国が違えば文化も違う、というのは頭では理解できているはずですが、その実物を目の当たりにすると、表面的な違いに...
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