JR溝ノ口駅から、無料シャトルバスで5分。かながわサイエンスパーク(KSP)内に、神奈川県立川崎図書館があります。
今年の始めまでは川崎駅から10分くらいの競輪場近くにあって、古めかしい佇まいがなんとも味わい深かったのですが、今年、KSP内に移転し、とっても垢抜けて美しくなりました。もともとこの図書館は、科学技術系の蔵書がたいへん多いのが特徴で、KSPとの相性はすばらしくよいように思います。
あまり知られていないと思いますが、この図書館は、日本で唯一、「社史」を集めているそうです。その蔵書は1万7000冊。自社の社史を作るために、研究に訪れる担当者も多いのだとか。この社史コレクションは、2015年9月11日の『タモリ倶楽部』でも紹介されました。私が知ったのもその時です。
ここで今、「社史にみる明治150年」展が開催されています。
『今に続く老舗企業が、どのように明治を迎え、新しい時代に対応していったのだろうか。全国屈指の約19,000冊の社史コレクションから、明治時代を感じられる文言を抜き出してみました。社史を通して当時の企業の姿を感じてください。』
とのことで、明治時代の会社の社史なんぞが展示されています。展示自体は少数ですが、社史の部屋で実物に触れることができます。
展示期間は、平成30年7月13日(金曜日)から平成30年9月12日(水曜日)まで。まだまだ時間がありますので、ぜひ。
実は今日、ちいさな伝記で作成させていただいた社史の一冊が蔵書となることになりました。1カ月後くらいに書架に置かれることになるらしいので、詳細は後ほど。