omoidori(おもいどり)は、iPhone(5~8)を使ってアルバムの写真を手軽にキレイに複写してデータ化できる機材です。実際に使ってみたら、想像していたのよりも簡単。2L版複写の合成機能はそれだけで感動モノでした。操作性もよく、丁寧に作り込まれた感じがひしひし伝わってきます。

折り畳んで収納できるので、かばんに入れて持ち運びも楽々です。実家に帰省する時に持ち帰り、祖父母の写真を複写。データだけ持ち帰って複製を作ったり、写真集にしたりするには大変便利だと思いましたよ。

 


▲写真をクリックすると、omoidoriのページに行きます。amazonでだいたい12000円くらい。
対応iPhoneは、8、7、6、6s、SE、5s、5だけ。(SE、5s、5は、付属アタッチメントを使用。サイズの大きい6plusなどは使用できませんので注意。)

omoidori アプリをインストールします。
使い方の説明がありますので、簡単に始められます。

 iPhoneにOmoidoriアプリをインストール

Omoidori本体にはカメラ機能がありません。このためiPhoneが必須です。

対応iPhoneは、8、7、6、6s、SE、5s、5だけです。SE、5s、5は、付属アタッチメントを使用します。サイズの大きい6plusなどは使用できませんので注意。もちろん、アンドロイドも使えません。

また、iPhone のカメラ機能や写真アプリとの連携もできますが、Omoidoriと連携して動作させるために、Omoidoriアプリが必要です。普通のiPhoneアプリと同じように、App store でOmoidoriを検索してインストールします。使用説明書には、QRコードがついていますから、これから入ってもOK。

インストール時に、カメラや写真アプリへのアクセスを求められますので、OKボタンをタップして進みます。インストールが終わったら、アプリを起動して、説明を一通りみておきます。

本体を開く。
軽くパコンと開きます。
OmoidoriにiPhoneをセット。

Omoidoriをセットアップ

Omoidoriはパコッと下部が開きます。中には大きな鏡やLEDライトが入っていて、結構複雑な作りになっています。電池は単4を2本使います。付属していますが、いずれ新しいのが必要ですので、充電タイプを購入しておくのがよいでしょう。

電池を入れたら、OmiodoriにiPhoneをセットします。軽く力を入れてはめ込めばOK。

とまあ、これだけで準備完了!

電池 (単4×2本)を入れます。電池は付属していますが、この写真のものとは異なります。
中身はこんな感じ。結構複雑な作りをしています。
右上のスイッチを押して電源を入れ、Omoidoriをアルバム写真の上に置いて、位置を調整します。
シャッターボタンをタップすると、自動的に2回写真が撮影されます。(1~2秒かかります。)
撮影が終わると、光の反射がない部分を自動で合成します。写真の縦横、トリミングも自動で調整しますが、完璧というわけではありません。

L版の写真を複写する

Omoidoriを使う最大のメリットは、アルバムにかぶせられた透明フィルムや、光沢写真の表面に写る「光の反射」や、自分自身の手などの影がない撮影が簡単にできることです。

このために、Omoidori本体に内蔵されたLEDランプを切り替え、2回に分けて撮影し、反射のない画像部分を自動合成しています。このため、シャッターボタンを押したら、自動で2回写真が撮られます。1~2秒掛かりますので、この間は動かさないようにしないといけません。

この方法は、非常に効果的で、影がないのはもちろん、光の反射もみごとに抑えられ、キレイな複写ができます。反射を撮るのが難しい「絹目」の写真も、表面の凸凹がかなりめだたなくなります。

画像の縦横を判断し、四隅をトリミングする機能もありますが、写真の画像によっては、間違ったりすることがあるようですので、念のための確認は忘れないようにした方がよいです。

また、日付入りプリントの場合は、日付をOmoidoriが自動で読み取り、デジタル画像のデータ(Exif)に書き込んでくれます。

このサンプル画像のサイズは、2209×1493ピクセル(下の画像をクリックする元画像が開きます)。約300万画素で、元サイズよりもひと回り、ふた回り大きいサイズにプリントしても十分な画質です。トリミングなどの手続きによって、サイズは一定ではありません。

もちろんですが、プリントの汚れ、傷、ほこりなどはそのまま写ります。

画面の指示に従い、まず左側を撮影します。
次に右側を撮影します。
自動的に1枚に合成されます。

2L版の写真を複写する

アプリ右下に、L版-2L版モード切り替えボタンがあります。これを右に。

Omoidoriは、L版サイズ用に設計されていますが、写真を左右にわけてそれぞれ撮影し、自動合成することで、2L版(ほぼキャビネ)サイズまで複写することが可能です。もちろん、それぞれ2枚撮影しますので、ちょっと手間は掛かりますが、驚くほどキレイに合成されます。

この例では、2520×1787ピクセル。450万画素になりました。(拡大はできませんが、十分キレイな画質です。)

サムネイル表示など

撮影後は、一覧表示で確認する他、編集モードで簡単な画像編集ができすま。

一覧表示モード。