トークショー『明治の家族アルバム』井桜直美
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幕末~明治~大正時代の古写真を蒐集・研究している井桜直美さんに、
『明治時代の家族アルバム』について、お話をしていただきます。
写真が超贅沢品だった時代、どんな写真が撮られていたのでしょう?
スマホで写真が誰でも簡単にキレイに撮影できる今日、特に若い方は、「写真」は大昔からずっとあったように思っているかもしれません。でも改めて考えてみると、江戸時代までの有名人のほとんどは「肖像画」でしか、その姿は残っていません。
実は、「写真」の創始とされるダゲレオタイプの技術がフランスで公開されたのは1839年ですから、写真はまだ180歳くらい。そして「写真」が日本に入ってきたのは、江戸時代の終わりころです。
ところが写真技術はあっと言う間に全国に広がり、明治時代には写真館が乱立します。もちろんこれは大変に高価。当初は、1枚のちいさな写真を撮影するのに、今でいう10万円くらいかかっていたといいます。しかしこうして撮影した写真を、名刺代わりに交換していたそうですからますます驚き。
交換した写真は、漆に螺鈿細工の表紙をもつ、まるで芸術品のような写真アルバムに蒐集されたりしていました。そしてもちろん、人々は愛する家族や子の成長を写真で残してもいます。このようにたいへん貴重な明治時代の写真アルバムや、数多くの写真を見せていただきながら、当時の家族と写真に思いを馳せてみましょう。
案内役は、主に明治から大正時代に掛けて、全国津々浦々の写真館で撮影された写真を数多く蒐集し研究していらっしゃる井桜直美さんです。
日時;11月9日 (土) 午後3時30分~4時30分 約1時間
場所;写真道場(『表現する家族アルバム・展』会場)
参加費;500円 (ワンドリンク付き)
人数; 最大20名
予約優先です。下記フォームまたは、電話(044-433-7212)でご予約ください。
古写真蒐集・研究家 井桜 直美 (いざくら なおみ) プロフィール
平成3(1991)年 より幕末、明治、大正期の写真の収集及び研究に没頭。
平成5(1993) 年古写真を専門に、雑誌に執筆や販売、貸出などを行う「桜堂」を始める。
平成12(2000)年『セピア色の肖像』(朝日ソノラマ)を出版。
平成16(2004)年 より、日本カメラ博物館の古写真研究員として勤務。
参加希望の方はこちらからご予約ください。
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