p.g.i

オリジナルプリントを介した写真の場を構築する『P.G.I芝浦』 会社概要  '79年春、写真展「米国西海岸の写真家たち」を皮切りに虎ノ門にフォト・ギャラリー・インターナショナルとして開館。以後、「ファインアートとしての写真」を旗印に、オリジナルプリント販売の他、作品の良質な展示や永久保存を目的とした各種用品の開発や普及も行う。'95年にP.G.I芝浦が開館し、2000年に全機能を移転。(取...
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石川トランク

特注トランクの老舗メーカー『石川トランク』 会社概要  大正9年創業。各種計測機器や音響機器などの特注トランクメーカー。全てオーダーメイドのトランクは、自衛隊、原子力施設、人工衛星やロボットの開発機関、放送業界、金融機関などなど、ありとあらゆるシーンで使われている。写真家の機材や仕事に合わせて制作されるカメラ用トランクも定評が高い。(取材当時) CADを駆使する営業マン  ほとんど...
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東洋リビング

海苔から半導体まで!? 防湿庫のオリジナルブランド『東洋リビング』 会社概要   現・代表取締役である牛田唯一氏が1974年に設立。全自動防湿保管庫のオリジナルブランドであり、シェアは70%を超えるトップメーカーでもある。読者の多くには、カメラ・フィルム用防湿庫として知られているはずだが、最近では半導体デバイス用防湿庫が注目を浴びている。(取材当時) それは海苔から始まった?...
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ドイテクニカルフォト

感光材料の性能を最大限に引き出す『ドイテクニカルフォト』 会社概要  大阪万博の前年である1969年、当時はかなり特殊だった大型プリント処理を専門に行うラボとして港区麻布に創立。現在の板橋に移転したのは87年。現在、デジタルプリントを含め、高品位な写真プリントのラボとして極めて高い定評がある。(取材当時) ※当時のドイテクニカルフォトのメンバーの多くは現在、赤坂でフォトグラファーズ・ラボラ...
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七宝塗装室・高橋

カメラボディの塗装はオリジナルを超える『七宝塗装室・高橋』 会社概要  船舶、航空機などの計器の塗装を専門に行う「七宝彫刻」が前身。7年ほど前から、ライカ、ニコン、キャノンなどのマニュアル機の塗装を行うようになった。美観と耐久性を兼ね備えた塗装は、昨今では高橋ペイントとして知られる。(取材当時) 「七宝」は名前だけ? 塗装を専門に行っていると聞き、七宝と名前がつけば当然、七宝焼...
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セコニック

露出計トップブランド『セコニック』に見る、伝統としての斬新 会社概要  1951年、露出計の製造販売を行う成光電機工業株式会社として設立。60年に商号をセコニックに変更。現在では、国内外を問わず、写真撮影およびシネ用露出計のシェアナンバーワンのトップブランドとして知られる。製造品目は、各種記録計、OMR/OCR機器、EL素材など、広範囲に及ぶ。(取材当時) 「スタデラ」という金字塔...
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ケーエスケー (kako)

ストロボ制御装置の開発で業界最先端を走るた『ケーエスケー』 会社概要    「kako」という名の小型ストロボの会社として覚えている読者は、私よりも上の世代であろう。ケーエスケーとは、「カコ商事株式会社」の頭文字の略とか。超高速ストロボなど、やや特殊な撮影ジャンルに使われるアクセサリ類のメーカーとして知られる。また、OEM供給している大型ストロボの制御装置では、最先端のアイデアをマイコン制御...
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セリック(SERIC)

理想的な新光源、人工太陽照明を開発した『セリック』 会社概要   写真業界の一部の人々には、太陽光に極めて近い連続光を人工的に作り出す照明装置「ソーラックス」の開発、製造、販売で知られる。フィルムや各種映像機器メーカーの他、視覚効果に関わる数多くの企業などで、色彩などの基準となる光として活用されている。しかし、意外というか興味深いというか、他に、魚類整列機、ミートクリーナ、車両ナンバー読み取...
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ボッシー(BOSSY)

営業写真館を土台で支え続ける『ボッシー』 会社概要  正式社名は、弥生精工株式会社。営業写真館用カメラスタンドのメーカーとして知られる。都内のホテルの結婚式場のほとんどに納入されており、国内シェアもトップクラス。金物加工業としてのノウハウを活かし、特注製品にも対応。ユニークな製品として、全国の警察署に配備されている被疑者撮影用カメラスタンドもある。「リボルブ・アダプター」は最近のヒット作。。...
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エボニー(EBONY)

最高峰と呼びうるウッドビューカメラに拘る『エボニー』 会社概要  ボディは黒檀、金属部はチタンといった具合に、厳選された素材を使い、精度の高さはもとより、必要十分な機能を備え、さらに世代を超えて使える耐久性をもつウッドビューカメラのメーカーとして知られる。むろん、価格も半端ではないが、使えば使うほどにその理由は納得できるはず。今号発売と同時期に、アルミ合金削り出しのシステムカメラが新しく発表...
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日本電産コパル

ハイテク製品の見えざる主役 『日本電産コパル』 会社概要  写真家にとっては、大判カメラ用シャッターメーカーとしてつとに知られるが、実は各種家電製品や工業機械に使われる駆動技術製品のトップメーカーである。'46年に個人経営でシャッター製造を開始し、'49年に法人化し株式会社コパル光機製作所に。'62年、株式会社コパルに社名変更。'98年に日本電産株式会社のグループ企業となり、現在に至る。コパ...
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酒井特殊カメラ製作所

大判カメラの新天地に挑む老舗『酒井特殊カメラ製作所』 会社概要  トヨビューの愛称で知られる大判カメラのメーカー。'46年、新聞社専属のカメラの修理と改造を行う「酒井カメラ工作所」として設立。後、特殊カメラの試作・研究を始め、'58年よりプロカメラマンユースのビューカメラの開発・製作を行う。金属製のビューカメラやフィールドカメラの製作技術を活かし、小型精密工作機械や体形自動撮影装置なども設計...
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タクプロジェクト

これが難波のてんやわんや?『タクプロジェクト』 会社概要 '70年頃、タクフォトプランとして設立。法人化に伴いタクプロジェクトに改称したのが25年くらい前。現在の従業員は「10人くらいにしといてや」とは、これいかに。航空撮影用カメラの会社かと思いきや、さにあらず。4×5全周魚眼カメラ、ポラボディカメラなどなどオリジナルカメラのてんこもり。(取材当時) これが大阪のノリ?  そもそ...
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SEA&SEA

水中撮影機材の世界のトップブランド『SEA&SEA』 会社概要  山口正興氏と実弟正輝氏が設立。学生時代よりスキューバダイビングにはまっていた二人は、世界初の水中ストロボを独自開発。当初は一台一台手作りだったというが、これが大ヒット。'72年に法人化し、量産体制を整える。後、水中カメラ用ハウジングやムービー撮影用の水中ライト、さらにはオリジナルカメラの開発を進め、現在、水中撮影機材では世界最...
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フレームマン

写真展開催の全ての作業を一任できる職人集団『フレームマン』 会社概要  '58年、額装社として創業。'64年の法人化に伴い株式会社フレームマンに改称。額の製作から写真展企画まで、あるいは写真の保管や輸送などなど、およそ写真の展示に関する全てを一手に請け負うことができる。各地の美術館や写真ギャラリーをはじめ、カメラメーカーやラボ、写真家との取引も多い。読者の中にも、お世話になった経験のある方は...
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横木製作所

自らが「遊ぶ」ためのカメラを、自らの「手」で造り続ける『横木製作所』 製作所概要  正直なところ製作所というよりも、普通の一軒家の二階の二部屋であって、それ以上でもそれ以下でもない。しかし、この二部屋こそが、さまざまなカメラの揺り籠であったのだ。35ミリ一眼レフでアオリ操作ができるアクセサリーや、以前紹介したワイズ69ハンディカメラは、つとに知られている。ただ、「横木製作所」という名前がつい...
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富山製作所

既成概念を超えるカメラスタンドの新機軸を打ち出す『富山製作所』 会社概要  現会長の富山長男(とみやま たけお)氏が創業。現社長の静男氏は二代目。機動力と操作性に優れるアートスタンド「プロ」シリーズは静男氏が開発。従来のカメラスタンドの概念を打ち破る新機軸として広く知られている。ブローニーサイズフィルムを使ってパノラマ写真が撮影できるアートパノラマシリーズの製作会社としても有名。こちらは長男...
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東邦機械株式会社

35ミリ一眼レフよりも軽量な4×5カメラを製作する『東邦機械株式会社』 会社概要  1947年、先代の下田誠輔(せいすけ)氏が、主に大手企業の設備機械や特種なオーディオ機器などを受注製造する会社として創業。現在は、二代目の晴忠氏に引き継がれ、超軽量コンパクトな大判カメラ(4×5、5×7、8×10など)と、そのアクセサリー類の設計製造販売などを行なう。独創性豊かなアイテムは、アメリカやドイツな...
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清原光学

ソフトフォーカスレンズで知られる『清原光学』、その知られざる本業 会社概要 1949年、先代の清原勉氏が設立。現代表取締役の元輔氏は二代目にあたる。写真関係者にはソフトフォーカスレンズがよく知られているが、専門は特殊用途の光学システムや光学部品の設計製作である。研磨などを行なう早稲田工場をもち、クライアントの要求にきめ細かに対応する。'87年、天文関係の光学機器を中心に販売する直営店「コプ...
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ワタナベ・カメラ・サービス

世界中のあらゆる機械式カメラを修理する『ワタナベ・カメラ・サービス』 会社概要 1961年、京橋3丁目に開業し、3年後に銀座へ移る。ハッセル、リンホフ、ライカ、ローライなどの他、ありとあらゆる機械式カメラの修理専門店である。かつては木村伊兵衛、土門拳、林忠彦など、錚々たる写真家のカメラのメンテナンスを手がけていたことも。最近では、新聞社や通信社、広告写真業界の機材よりも、クラシックカメラマニ...
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ツァイト・フォト・サロン

オリジナルプリントをディーリングする写真ギャラリーの先駆「ツァイト・フォト」 会社概要 1978年、オリジナルプリントを購入、展示、販売する国内初の写真ギャラリーとして創立。つくば写真美術館'85「パリ・ニューヨーク・東京1885~1984」展を主催。後、「オリエンタリズムの絵画と写真」展、「自然を愛した芸術家たち」展、「写真のエコール・ド・パリ」展を共催するなど、オリジナルプリントの芸術的...
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ザ・プリンツ

モノクロプリントを自在に奏でる個人ラボ「ザ・プリンツ」 会社概要 1983年にモノクロ専門ラボとしてスタート。法人化は1990年。ここで制作されるハイクォリティなプリントは、広告宣伝や写真集の印刷原稿として、そして美術館やギャラリーのコレクションとして、さらには写真展やポートフォリオ用のオリジナルプリントとなる。著名な写真家が個人的に発注することも多く、そのほとんどは営業活動や宣伝によるもの...
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ワイズクリエイト

大中判カメラを通して人と人の出会いを創造する『ワイズクリエイト』 会社概要 創業してから未だ8カ月(取材時)。従業員は木戸氏を含めて3人。一言でいうなら大中版カメラ専門ショップとなるが、カメラやレンズなどのハードウェアの販売に止まらず、プロとアマチュア、カメラマンとクライアント、製造業者とユーザーといった、さまざまな人々の出会いをコーディネートすることで、大中判写真の深い魅力を広めることを目...
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ハーレー株式会社

撮影用背景の制作会社として業界トップに躍進した『ハーレー株式会社』 会社概要 主に営業写真館やホテル、結婚式場などで使われる布バックスクリーンや撮影小道具の制作および輸入販売の専門会社。現会長の深田年彦氏が1976年に東洋背景株式会社として設立。カラー時代と到来とともに、布バックのパターン、ヨーロッパ調バックが爆発的ヒットとなる。86年、社名をハーレー株式会社に改め、その後、越智秀人氏が社長...
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写真電気工業 (SD)

ありえない照明機材を具現化し続ける『写真電気工業』 会社概要 通称はSD。1971(昭和46)年にトーマスバルカーストロボの修理店として神戸に創業。後、銀座に移り、現在は京橋に店舗を構える。自社開発の『RIFA(リファー)』は、ハロゲンランプを使用しながらも、極めてソフトな光を得ることができる新しい照明機材として、コマーシャル、営業写真館、TV、映画といった業界の垣根を超えて愛用されている。...
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LAMDA(ラムダ)

「父」が創る登山用カメラザック『有限会社ラムダ』 会社概要 1982年(昭和57年)に設立。登山用カメラザックおよび、カメラケース、レンズケース、撮影用アクセサリー類の開発・製造を行なっている。過酷な登山での撮影にも耐えうる60リットルの大型ザックから、気軽なスナップにも使えるポシェットまで、全て社長である佐久間さんの開発、デザインによる。現在は、奥さんと2人の娘さん、そして2人のパートの5...
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山崎光学

あまりに人間的なレンズ作りに徹する『山崎光学研究所』 会社概要 1924(大正13)年、浅沼商会から独立した先代の山崎光七氏が創業。'31(昭和6)年に日本で始めてテッサータイプの純国産大型カメラ用レンズを完成。高性能かつ廉価なレンズとして好評を得、「コンゴーレンズ」の名称で現在に至るまで多くの写真家に親しまれている。国内はもとより世界各国にも愛用者は多い。'55 年に株式会社山崎光学研究所...
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タチハラ写真機製作所

「木」からカメラを作り出す『タチハラ写真機製作所』 会社概要 先代の立原正雄氏による創業は1934年(昭和9年)。現在は、二代目の立原道夫氏が経営している。4×5、8×10、11×14など、定評ある各種ウッドビューカメラの一台一台を、まさに愛情をこめて手作りし続けている。2000年3月、25年ぶりの新製品『タチハラフィルスタンド45-2』をIPPFにて発表。インターネット上での販売も開始した...
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一目でわかる写真の世界

 報道写真、芸術写真、記念写真、旅行写真、趣味の写真に子供の写真・・・・。  写真と一口にいってもいろいろなジャンル、被写体、目的があります。  これらの違いと位置づけを一目でわかる絵にしました。  ブラウザで自由に拡大縮小ができますので、ゆっくり楽しんでいただけると幸いです。 ↓初出はこちら 『身近な写真から学ぶ 一歩先への! 写真表現...
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『オリンピックのころの東京』-春日昌昭先生のこと

 武蔵小杉の図書館に本を返却しついでに館内をブラブラしていて、「最近のトピック」みたいなコーナーができていることに初めて気づきました。目を引いたのは、かつての「東京オリンピック」の日の丸デザイン。関連書籍が並ぶなか、これまた懐かしい名前に目が釘付けになったのです。  『オリンピックのころの東京』川本三郎-文、春日昌昭-写真。  川本さんについては映画関係の文章が好きで、この名前だけで写...
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